「葉を摘んでも、翌日には芽がでる」というウワサが名前の由来だと言われるぐらい、強靭な生命力をもつ野草が明日葉（あしたば）です。中国では昔から薬草として使われており、中国王朝・明の時代に編さんされた薬草辞典にも、なんと明日葉の名が載っているそうです。

明日葉の栄養素・効能

明日葉には、カルコン、ビタミン、ミネラル、食物繊維などの成分が含まれおり、便秘や利尿作用などの効果あるとされています。またカルコンには殺菌作用があり、古くから薬草として使われていたことも納得できるせいぶんです。

さらにカルコンには、アディポネクチンの量を調節に関与していることがタカラバイオの研究でわかりました。アディポネクチンは体内でつくられる超善玉ホルモンで、脂肪を燃焼させたり、高血圧や動脈硬化予防の作用がある物質です。食生活の乱れや、生活習慣の影響で内臓脂肪が増加すると、このアディポネクチンは減少して動脈硬化などの病気を 招くなど健康リスクが高まると考えられています。脂肪を燃焼させると述べたように、もちろんメタボにも大きく関わっている物質ですよね！

カルコン以外にもムチンという、食物繊維(多糖類)のガラクタンやマンナンとタンパク質などが結合した物質が明日葉には含まれています。このネバネバ成分のムチンは、納豆やオクラなどにも含まれおり、風邪やインフルエンザ予防に効果があります。最近では明日葉をインフルエンザ予防や夏バテを防止するための料理レシピも数多く紹介されています。

明日葉を青汁で摂取！

現代人に必要な成分を含んだ明日葉を摂るなら、お手軽な青汁もおすすめです。明日葉の青汁といえば、「あしたば青汁みどり」。明日葉だけでなく、整腸作用がある大麦若葉や乳酸菌、オリゴ糖も加え腸内環境を整えます。便秘やメタボ対策にもぴったりの明日葉の青汁で、手軽に体質改善をアシストしましょう。