おひたしや天ぷらなど、古くから食卓に上がっているよもぎ。春の季語にもなっているように、春の新芽は特有の香りがあり、草もちも作られています。昔からよもぎは身近な薬の代替や健康食品のように使用されていました。

よもぎの効能

よもぎは漢方として止血や強壮剤として子宮止血にも用いられています。民間医療としても生の葉を切り傷、打ち身、腰痛に外用したり内服します。

さらに若い芽は、干して煎じてから飲むと、胃を丈夫にし、腹痛や下痢などにも効果的だといわれています。また貧血や冷え性にも有効。少し育ったよものぎも干しておき、お風呂に入れると、腰痛や痔に効くとされています。

沖縄ではヤギ肉など食材の臭みを消す為にも利用され、よもぎは日本国内でさまざまな使われ方をされています。

よもぎの青汁

よもぎにはビタミンAやビタミンB群をはじめ、香りの成分だといわれるシネオール、β-カリオフィレンなど、野草独特の多彩な成分が含まれています。料理に使われていたとはいえ、現代ではどこの家庭でも食べるものではありません。普段の野菜からは摂取できない栄養成分が、微量であっても多彩に含まれているのがよもぎの良さ。青汁でとることで簡単に摂取できることも利点です。